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わくわく文庫担当者のつぶやき

生徒とのコミュニケーションツールになった読書感想文

日本コスモトピアの相楽です。
私は弊社に入社前、塾講師をしており、実際に「わくわく文庫」を使っておりました。そのときのエピソードです。
         
わくわく文庫コースを始めたばかりの頃・・・
        
先生:さあ、読書をしたら感想文を書こうね!
         
生徒A:「むり~」
生徒B:「書けない」
生徒C:「何を書けばいいの? わかんな~い」…。
       
先生:だから 感想を…
      
生徒B:「感想文なんて夏休みぐらいにしか書いたことがないから…。」
        
先生:う~ん…。とにかく思ったことを書いてごらんよ。
     
生徒C:「おもしろかった!」

先生:・・・それだけ? う~ん…
        
こんな感じでわくわく文庫コースが始まりました。

そんな子どもたちも2回、3回、4回、5回…と書いていくと、少しずつ文が増えていきます。
感想文に対して私もコメントを書いていました。
       
「主人公の〇〇の様子が生き生きと書かれていましたね。」
「〇〇さんの気持ちが上手に表現されていました。」…etc。

そうしたコメントに
「今度はもしも〇〇さんが主人公の立場だったらどう行動する?」
「〇〇さんは今まで生きてきた中で、この本のような場面になったことがある?」
という問いかけも書いたりしていました。
    
そして、感想文を返却する時に、「今度はこんなことを考えて、感想文を書いてみたら?」と、アドバイスしたり…
    
すると、それに反応するかのように、「もしも〇〇だったら・・・」「こんな場面になったことは一度もありません」といった文が…。
    
それに対して、またコメントを返す、ということを繰り返していました。
         
1年も経つ頃には生徒たちの創造力や表現力が豊かになりました。
       
生徒たちとも感想文をネタに、授業前は盛り上がったこともしばしば…。
         
感想文には「これが正解」というのがないので、わくわく文庫はいかに上手な感想を書かせるかではなく、生徒とのコミュニケーションツールとして活用していました。