第6回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式
2017年9月3日(日)に東京・日比谷で開催いたしました「わくわく読書フォーラム 2017」にて、「第6回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式」を行いました。
わくわく読書フォーラムは、子どもたちに読書習慣を身につけてほしい、子どもたちと共に読書の楽しさや大切さを共有したい、読書を通じて子どもたちの豊かな感性を引き出したい、そう願う大人たちが、聴き、感じ、考えるイベントです。
このイベントの前半では、京都外国語大学で教壇に立つ傍ら、滑らかな関西弁を操るタレントとしてもテレビ等で活躍しているジェフ・バーグランド氏をお迎えし、専門の異文化コミュニケーションと読書との関わりについてお話いただきました。その後、第6回わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式を行いました。
今回のコンクールでは、初の試みが2つありました。1つ目は課題図書を設定しない形で実施した点、もう1つは「人生の先輩の部」を新設した点です。課題図書を実施しないで開催した結果、子ども達は自分の好きな本を選び作品を応募してくれました。「わくわくしなければ感性は跳ねてくれません。自由課題になって子どもたちの感性が若鮎のように光って跳ねている」と、審査員長を務めてくださった志茂田景樹氏より嬉しいお言葉をいただきました。
また、「人生の先輩の部」は、日頃、「わくわく文庫」で読書に励むお子さまを見守るご家族、先生、生涯学習教室で「脳トレ読書」を楽しむ皆さま、スタッフの方々にご参加いただきました。文字通り、「人生の先輩」として、子どもたちへ送るメッセージやご自身の経験から確立された読書観をふんだんに表現にしてくださいました。
会場では、大賞受賞者ご本人に感想文の朗読をしていただきました。『高瀬舟』の主人公が取った行動を、もし自分だったらどうするか投げかけ、自分の心理を正直に書いた感想文に中学生とは到底思えない読解力の深さを感じました。そして審査員長の志茂田先生は子ども達を包むような愛情溢れた講評をくださり、会場はとても感動を覚えました。
読書感想文は、本の内容をもとに自分の想いや考えを文章で表現する場です。自分の考えを文章にして相手に正しく伝えるのはとても難しいことですが、皆様には今後とも臆せず自分の考えを発信していただきたいと思います。これから価値観が多様化する社会で必ず求められるコミュニケーションスキルだと考えます。今回のご参加、誠にありがとうございました。
※入賞作品と審査員長の講評は以下をご覧ください。なお閲覧には会員登録が必要です。
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