審査員長のご紹介
第13回わくわく文庫読書感想文コンクールの審査員長として、児童文学作家のおのりえん氏をお迎えします。
わくわく文庫でも大人気の『でんでら竜がでてきたよ』のほか、『きっちり・しとーるさん』などたくさんの絵本や童話を出版なさっています。
おのりえん先生も、皆様の作品に出会えることを楽しみにしておられます。
皆様のご応募をお待ちしております!
おのりえん氏
1959年、東京生まれ。上智大学文学部心理学科、同大学院修士課程修了。教育相談所、心理相談員を経て、現在は絵本、童話の創作をしている。
『てんこうせいはワニだった!』『きっちり・しとーるさん』(共に こぐま社)、『でんでら竜がでてきたよ』『オハヨウどろぼう』『虫のいどころシリーズ』『メメント・モーリ』(以上 理論社)など多数。
おのりえん先生からのメッセージ
私はお話を書いています。
頭の中にほわほわと浮かぶものを、文章にする仕事。なかなかうまく行かなくて、大抵ヒーヒー言っていますが、ぴったりの言葉が見つかるとわくわくします。例えば道端にいた仔猫。見た途端、その子の名前がひらめいて…呼んでみたら抱っこしてってやってきた!…そんな感じ。
私は感想文が嫌でした。だって読書は一人だけのもの。感想聞いてどうするの?って。ところがある授業で、先生が友人の感想文を読むのを聞いて…感動!
私も好きな本。でも思いもつかない発想の感想が、辺りをぱあっと照らしていく気がしました。感想、独り占めしないでくれてよかった~! 仔猫抱いて川辺を歩いていたら、停留していた帆船から、ねえ、乗らない?って、声かけられた…そんな感じ。わくわく!
だから、みなさんの書いたもの読むの、すごく楽しみです!