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コンクール概要

本年も、感想文部門と感想画部門の二部門での審査をいたします。
その審査をしていただくお二人の先生をご紹介いたします。

 

感想文部門 審査員長 小川洋子氏

1962年、岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。大学病院秘書課勤務後、1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1991年、「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞受賞。2004年「博士の愛した数式」で読売文学賞、本屋大賞、同年「ブラフマンの埋葬」で泉鏡花賞、2006年「ミーナの行進」で谷崎潤一郎賞、2013年「ことり」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
「薬指の標本」、「密やかな結晶」、「アンネ・フランクの記憶」、「小箱」、「いつも彼らはどこかに」、「生きるとは、自分の物語をつくること」(河合隼雄との対話)はじめ多くの小説・エッセイがあり、海外にも愛読者を持つ。
芥川賞選考委員、河合隼雄物語賞選考委員など。2021年、菊池寛賞、紫綬褒章を受賞。
最新刊は「掌に眠る舞台」(集英社/2022年9月刊行予定)。

<小川洋子先生よりメッセージ>

はじめまして。作家の小川洋子です。
今は、一瞬にして世界中の人々とつながり合える時代です。そんな中、読書とは何と静かな行為でしょうか。本の中に生きる人と自分、一対一の会話です。誰もそれを邪魔できません。本のページをめくるたび、そこで繰り広げられる世界を味わうのと同時に、自分の心の奥底を旅することになります。それまで知らなかった自分と出会えます。だからこそ読書は素晴らしいのだと思います。
皆さんが本と交わした秘密のやり取りを、そっと教えてくれませんか。とても面白かった、楽しかった、悲しかった、怖かった、という一言では済ませられない気持ちを表現するのは、難しいことですが、本を閉じたあと、心の中に何が残っているか見つめているうち、きっと自分だけの言葉が発見できるでしょう。楽しみにお待ちしています。

 

感想画部門 審査員長 大野八生氏

1969年、千葉県生まれ。造園家 イラストレーター。
子どもの頃から、園芸好きの祖父とともに植物に親しむ。造園会社の仕事などを経て、現在イラストレーター、造園家として活動。
著書に「ハーブを楽しむ絵本」「盆栽えほん」「日本庭園を楽しむ絵本」(あすなろ書房)、「にわのともだち」(偕成社)、「庭のたからもの」小学館「夏のクリスマスローズ」(アートン)、「みんなの園芸店」(福音館書店)など。
挿絵、挿画を手がけた本に、「かえるのめだま」(福音館書店)、「春のかぞえかた」(新潮社)、「4ミリ同盟」(福音館書店)、「牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢」(出版ワークス)など。光村図書の小学校国語教科書、せいかつ教科書の表紙画も手がける。

<大野八生先生よりメッセージ>

心の中の絵を描こう

本を読むことは、いつもと違う自分の心の扉を開くような気がします。
同じ本を読んでも、皆それぞれに、思ったり感じることが違い、とても面白いものです。
100人の人がいたら100通りの世界が見えてくると思います。
本を読むと、いつでも、どこでも、何にでもなれ、どこへでも行けるのです。
心がわくわくします。
そんなふうに、心の中で感じたことや思ったことを絵にしてみませんか?
絵は、もっと自由な世界です。
読んだままの風景を描いてもよいし、
好きな場面を絵にしても素敵です。
又、心で感じたことを思いっきり、自由な色と形や線で表しても楽しいと思います。
本の中の、かたちのない世界をスケッチブックの上に描いてみてください。
もしかすると、あなたが描いた絵をまた別の人が見て、
「この本が読んでみたいな」と思ってくれたなら、それはとてもうれしいことですね。
たくさん本を読むと心の中にいろいろな世界ができ、
とても豊かな気持ちになれるのです。

 


 

感想文部門には、「妊娠カレンダー」「博士の愛した数式」「ミーナの行進」などで
多数の受賞歴をお持ちの 作家、小川洋子氏。

そして、感想画部門には、小学校国語教科書の表紙画(光村図書)や
「牧野富太郎ものがたり 草木とみた夢」で知られるイラストレーター、
大野八生氏を審査員長としてお迎えします。

審査員長の先生方も、みなさんの作品と出会えることを楽しみにされています。
また授賞式では、審査員長から直接ご講評をいただける予定です。

皆さまふるってご応募ください!